京都に来たらお寺か神社、ひとつは行っておきたいですよね。でも混んでいたり、バスに乗るのはちょっと面倒かも。ご紹介するお寺や神社は、JR京都駅から市営地下鉄で行ける場所ばかりです。繁華街へも地下鉄で戻れるので便利なんですよ。JR京都駅からの乗り換えも詳しくお伝えしますね。
京都駅から歩いて行ける!東本願寺
東本願寺は、浄土真宗「真宗大谷派」のご本山です。京都の人は親しみを込めて「お東さん」と呼んでいます。
歴史は古く、1272年鎌倉時代に創建されたそうです。
織田信長と一戦を交えた「石山合戦」の歴史を経て、安土桃山時代の終わり頃、現在の地に落ち着きました。
歴史的にも見どころいっぱいの東本願寺は、新幹線を降りてから、歩いていける距離にあります。
ホテルにチェックインするまでの空き時間や、電車に乗るまでの短い時間を有意義に使えますね。
拝観は無料です。世界最大級の木造建築である御影堂を眺めていると圧倒されますね。
散財しちゃったけど、
もうちょっと京都の余韻を楽しみたい時にいいかも!
2023年の紅白でAdoちゃんが「唱」を歌ったの、ここだったよね⁉
そうそう。豪華なライトアップでびっくり、でしたよね。
お時間があれば、お坊様のお法話を聞くこともできます。(無料)
晨朝法話 | 毎日 晨朝法要(7:00から)に引き続いて、お法話あり ※御影堂にて |
真宗本廟法話 | 毎日2回 10:10〜、13:10~ ※御影堂にて |
しんらん交流館定例法話 | ※しんらん交流館にて | 毎日 14:00~(毎月12日・27日は10:30~/火曜日お休み)
京都に来たとき出発するときに、心穏やかになる場所へ歩いて行けるのは素敵ですよね。
お時間があればぜひ訪れてみてくださいね。
東本願寺には他にもできることがたくさん
. 精進料理をいただくことができます。
時間 | 11:30から13:30まで |
場所 | 白書院(一般には非公開) |
料金 | 大人3,000円 小人1,000円 |
予約 | 希望日の2週間前までに電話で申し込む(075-371-9210) |
渉成園」は東本願寺の別邸です。
.お寺から東へ5分ほど歩いたところにある「
徳川家光公からの寄進を受けたこの土地に美しい庭園を築きました。
こちらの日本庭園は昭和11年に「国の名勝」にも指定されているんですよ。
時間があればゆっくり東本願寺とその周辺を巡るのも良い体験になりそうですね。
ご存知!開放感たっぷりの京都御苑(京都御所)
京都御所の正式名称は京都御苑といいます。寺社仏閣ではありませんが…
東京の皇居にはもちろん気軽に入れませんよね。160年前まで御所と公家屋敷街だったこの京都御苑は出入り自由です。
公園なので無料ですよ
わお!嫌いじゃないわ、無料
江戸時代なら一般人は入れない場所。現代人の特権ですね
街なかの絶妙な場所にあるのはやっぱり元御所だから。京都市民にとっても憩いの場です。
京都の街なかを散策するのはとても楽しいけれど、ちょっと疲れたとき、広い空を堪能したいときにはおすすめです。
芝生でお弁当を食べることも休憩することもできますね^^
毎年5月15日の葵祭や10月22日の時代祭では平安時代の装束の行列を見ることもできますよ。
広い京都御苑の中には宮内庁が管理する建物もあります。京都仙洞御所は予約必須ですが、京都御所は予約不要です。詳しい記事をこちらに書いています↓
一度は中を見てみたいなぁ。
・JR新幹線・特急のチケットを自宅にお届け!【NAVITIME Travel】
同志社大学との深いつながり。相国寺
京都御苑でゆっくりした後、お時間があればその北側に行ってみましょう。相国寺というお寺があります。
御苑から直接訪れるなら「今出川御門」という門から出て信号を渡ります。そこは相国寺の参道、「相国寺通り」です。まっすぐ進みましょう。境内が見えてきますよ。
JR京都駅から直接訪れるなら下記を参考にしてくださいね。
地下鉄駅から訪れると感じるのは、同志社大学の建物と相国寺の境内が混じりあっていることです。
相国寺境内の一部が幕末の薩摩藩の藩邸でした。明治になり新島襄がその土地を買い取って同志社を設立したのです。この二つの施設は歴史的に融合している関係なのですね。
大河ドラマ「八重の桜」の後半の舞台ですね
絶景かな!を肌で感じる。南禅寺
京都、東山の山腹に位置する南禅寺は、1291年鎌倉時代後期に開山された寺院です。
禅寺らしい落ち着いた法堂で特徴的なのは、天井に蟠龍が描かれていることです。
蟠龍とは「天に昇る前のとぐろを巻いた龍」のことだそうです。
目が合ったらちょっと怖いけれど、南禅寺にお参りしたら見てみてくださいね。
南禅寺は見どころいっぱいなので、こちら↓で詳しく解説しています☆
ここ南禅寺の表門にあたる三門は、登ることができます。
歌舞伎「楼門五三桐」での石川五右衛門のセリフが有名ですね。
「絶景かな、絶景かな」
五右衛門は桜と眼下に見える京の街を眺めてこのセリフを言うのですが、紅葉の季節も「絶景かな」ですよね。
緑眩しい夏も、いてつく冬も、街の喧騒を忘れられる景色が三門にはあるんです。
蹴上インクラインと水路閣も必見スポットです。
南禅寺にはまだまだ見どころがあります。それは疏水の中継地点だったことです。明治の始め、水不足解消と水力発電のために琵琶湖から水を引く工事が行われました。大工事だった琵琶湖疏水の施設(蹴上インクライン)と水路閣を、南禅寺参拝と同時に見ることができるんです。
琵琶湖からの水の流れとともに舟運も発達しました。大津と京都が水路で交易するためにはこの蹴上の傾斜を克服する必要がありました。そのために傾斜鉄道を通したのです。その当時の線路が今もこうして残っているんですね。
蹴上インクラインのより詳しい説明は、こちらからどうぞ→日本遺産 琵琶湖疏水
やっぱ、桜の季節に行ってみたいなぁ♡
水路橋も蹴上インクラインも絶好の写真スポットです。南禅寺とインクラインだけで一日遊べる、京都のテーマパークなんですよ。
周囲に名所が目白押し。平安神宮
平安神宮の創建は意外に新しく、1895年(明治28年)です。京都遷都1100年を記念して作られました。
祀られているのは第50代桓武天皇です。
広々とした境内に堂々とした社殿が並びます。この社殿群は平安時代の朝堂院(重要な儀式が行われた建物)の約8分の5のスケールで再現されているそうです。平安時代って高度な社会だったんだなと改めて感じることができますね。
平安神宮の境内を散策した後は、その周囲も散歩してみましょう。
美術館やコンサートホールなど、こちらも1日では回りきれないほど見どころが沢山です。
お子さんがいらっしゃるなら京都市動物園に行くのもいいですね。トラからモルモットちゃんまでいろんな動物たちがお出迎えしてくれます。大規模な動物園ではないのですが、東山の自然を借景にのんびりできる動物園なんです。
モルちゃんたち見てみたいーー!
本州最古と言われる観覧車にも乗れちゃいます。
京都駅からバスやタクシーに乗らずに行ける有名な場所を5つ、ご紹介しました。
ちょっと見るだけのつもりが、見どころいっぱい写真スポット満載なんです。
きっと時間が足りない気がするー💦
見るところたくさんありますもんね
京都は建物と自然の交わり具合が絶妙です。目と心の保養にぜひ京都にいらしてくださいね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。あなたの京都が素敵な思い出で染まりますように
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